【何回やっても怖い・痛い!?】マルクこと骨髄穿刺

骨髄生検針

マルク(骨髄穿刺)が予定されている日は朝から憂鬱ですよね。

検査が終わると大して痛くないと毎回思うのですが、やる前はいつもガクガクぶるぶるです笑。

そんなマルクについて何をしているのかということと痛み対策を紹介します。

加えて、痛みランキングというちょっと面白いものを見つけたので合わせて紹介します。

https://sugarloss.net/leukocytegraph/

マルク=骨髄検査

マルクとは、骨髄検査のことで骨髄を穿刺して骨髄液を吸引する「骨髄穿刺」と骨組織を含む造血組織を採取する「骨髄生検」のことを言います。血液疾患がある患者に対して行われることが主です。血液疾患の原因を探るため造血場所である骨髄に針を刺し検査を行います。

マルクの種類・方法

骨髄には造血機能を有している赤色骨髄と造血機能を失い主に脂肪で構成される黄色骨髄があります。骨髄検査では主に赤色骨髄を用います。 成人になると骨のほとんどに赤色骨髄が存在します。 そのため成人では検査用の骨髄は採取しやすくなっています。

骨髄は腸骨や胸骨に大量に存在します。 胸骨は皮下組織が薄く、平らであるため取りやすくなっています。また腸骨に比べ細胞密度が濃いためより良い標本が採取できる場合が多くあります。しかし心臓に近いため、事故の際には重大なことになる可能性があります。 骨髄生検の際は腸骨から採取します。

骨髄穿刺

骨髄穿刺の概要
骨髄液(骨髄血)を採取し骨髄塗末標本を作り、骨髄液内の細胞の形態学的観察を行う。 あるいは、細胞免疫学的マーカーや遺伝子検査も行うこともある。

骨髄穿刺の方法
施設・術者によるが、穿刺を行う医師と骨髄液の処理を行う検査技師のペアで行うことが多い。 穿刺箇所を消毒後、皮膚、皮下組織、骨膜(骨の表面の膜)を局所麻酔する。 麻酔後、骨髄穿刺針を骨表面に垂直に立て回転させながら針を進める。 骨髄穿刺針は2重構造になっており、外筒と内針で構成され内針は抜けるようになっている。 十分に骨髄穿刺針が骨髄内に達したら、内針を抜き、ディスポシリンジを外筒にセットし骨髄液を吸引する。 採取後は採取箇所に十分な圧迫をかけ止血する。

Wikipediaより引用

骨髄生検

骨髄生検の概要
骨髄穿刺で採取するのは骨髄液であり、骨髄のそのままの状態ではない。 したがって正確な骨髄細胞密度や病理組織学的検査の為に、骨髄内骨組織を含めてそのまま骨髄組織を採取する。 骨髄生検は腸骨で行う。

骨髄生検の方法
骨髄生検針も骨髄穿刺針と同様に2重針になっており、針先端が骨皮質に達する所までの方法は骨髄穿刺と同等である。 骨髄生検針が骨皮質を貫通したら、内針を抜き、外筒をそのまま進め外筒内に骨髄組織片を収める。 その後、針を左右上下に動かして外筒内に入った組織を骨髄組織全体から折って切断し、骨髄組織が中に入っている状態で外筒を引き抜く。

Wikipediaより引用

検査を行う場所

診察室のベッドや入院ベッドなど比較的どこでもできます。針を刺す医師以外にも採取した骨髄を検査する技師が一緒に検査を行います。

針について

骨髄穿刺では太さ約1.5mmがあるようです。骨髄生検針は約3mmのものが使用されているようです。

長さは10cm程度だと思います。刺す前に視界に入るとこんなに長いのが刺さるのかといつも半べそ状態になります。笑

骨髄生検針

針を刺した痕

生検した場所にはうっすらとほくろのようなよう痕が残りました。

痛み対策

痛いポイント

1.麻酔の注射

最初に胸部または腰部に麻酔の針を複数の角度から刺します。針も細く痛くはないのかもしれませんが何度もズブズブされるのは不快です。不快感を軽減させる対策としてはお尻などをつねって痛みを分散??させることです 笑。

2.骨を貫通する時

医者は体重を乗っけて骨に針を刺してきます。その時実際に鳴っているかはわかりませんがゴリゴリ音がなっている気がします。痛いというより恐怖の方が強いかもしれません。恐怖感を軽減させる対策としてはお尻をつねりながら息を止め他の事を必死で考えることです 笑。

3.骨髄を吸い出す時

刺した針にスポイトのようなものを取り付けて骨髄を採取します。この時よく引っ張られると表現しますがまさにそのとおりです。あんな小さいスポイトに全身が引っ張られます。この衝撃を軽減させる対策としてはあと少しで検査が終わると自分に言い聞かせ奥歯を噛み締めることです 笑。

4.骨髄生検の場合

生検は1度しかやったことがありませんが、骨髄穿刺より針が太い分痛かった記憶があります。痛いといっても、マルクに比べて特別痛いわけはなく誤差の範囲ぐらいで少し痛いような気がします。

胸骨派or腸骨派

私は完全に胸骨派です。

腸骨のマルクだと見えなくてなにをしているかわからない分怖いです。

生検は腸骨しか選べないと思うのでその時は覚悟を決めましょう笑。

いつも腸骨からやっている方は胸骨からやってもらってみてはいかがですか?

私も最初腸骨からのマルクをやっていましたが1度胸骨でやってからは主治医に胸骨でお願いするようになりました。

痛さのランキング

Naverまとめに以下のような記事がありました。

■ 「痛み」ランキング ■
SSSS 歯の神経にフッ酸(痛みだけで絶命)
SSS 尿路結石
SS  すい臓癌(末期) パラポネラアタック
S  椎間板ヘルニア中にくしゃみ 癌性疼痛
A  陣痛 鎖骨骨折
B  痛風 椎間板ヘルニア 肺癌(末期)
C  睾丸にエアガン 骨髄注射 大スズメバチアタック
D  こむら返り(太腿) 肺炎 こむら返り(脹脛)
E  箪笥の角に小指
F  生理痛=睾丸を強めに握る

Naverまとめ:人間が経験しうる「痛み」ランキング・それぞれの経験談

これをみつけたのは入院中で興味深く見ていました。

骨髄注射=マルクと考えると睾丸にエアガンよりは痛くないはずだと思います 笑。

それと、陣痛の痛さがAになっています。母は強しですね。

因みにSSにあるパラポネラアタックというのは、パラポネラ(アリ)に噛まれることで弾丸に撃たれるような痛みが走るそうです。

まとめ

どんな屈強なファイターだって、戦争を経験したおじいちゃんだってマルクに恐怖を感じると思います。

マルクが終わったら、病院の食堂や売店、外食できる方はお気に入りのお店で美味しいものを食べて自分へのご褒美をあげちゃいましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

シガ

31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★

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シガ

31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★