【骨髄移植から1年半】好中球が定期的に低くなる

骨髄移植を行い約一年半が経過した。

白血球の数値は低いものの(約2000)ある程度安定している。

しかし、移植してから何度も白血球が下がる。

好中球が下がるといったことが事を経験した。

最近でも2~3か月に一度好中球の値が100~200まで下がる場合がある。

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好中球が極端に減少した場合でも白血球の数値はそれほど低くなっているわけではない。白血球の割合でリンパ球の割合が大幅に増え、好中球の割合が大幅に少なくなる。

その際は倦怠感があり、食欲不振、喘息のような咳が出て、38度程度の熱が出ることもある。

主治医からはその体調不良と血液の低下の原因についてはっきりした回答を得られていないので調査してみた。

参考文献: 堤 久:日老医誌 2014;51:517―525:2.主に白血病・腫瘍性疾患以外の病態

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慢性骨髄単球性白血病PC1大

白血球について

概要

白血球は、広義には生体防御に関わる免疫担当細胞を指す。しかしながら、血液に含まれる細胞成分や、骨髄系前駆細胞から分化する免疫担当細胞(好中球をはじめとした顆粒球、単球、樹状細胞などを含み、リンパ球を含まない)、さらには狭義には好中球を単独で表すこともあるため、文脈により何を指すか全く異なる場合があることに留意する必要がある。一般にはリンパ球、顆粒球、単球の総称とされるため、本項は主に血液に含まれ、一般的な検査で検出される細胞成分の一つという定義に基づいている。この細胞成分は外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなど異物の排除と腫瘍細胞・役目を終えた細胞の排除などを役割とする造血幹細胞由来の細胞である。

Wikipediaより引用

白血球減少→菌やウイルスによる抵抗力も低下→風邪などの感染症になりやすい→重症化しやすい。

白血球の数について

  • 白血球の基準値は4800〜8000/µL(血算の上限下限より)。
  • 男女別に数値の違いはない。
  • 個人差はありまた同一個人でも時間によって数値が変動する。
  • 乳幼児は成人より数が多く、リンパ球の割合が高い。

白血球数と疾患

50,000/µL以上 白血病、骨髄増殖性疾患、栗粒結核、敗血症、悪性腫瘍
10,000〜50,000/µL 感染症、自己免疫疾患、代謝障害、薬物中毒、白血病、骨髄増殖性疾患、ステロイド剤の影響、ストレス、喫煙、妊娠
3,000/µL以下 再生不良性貧血、抗ガン剤・放射線治療の副作用、薬剤アレルギー、ガンの骨髄転移、骨髄異形成症候群、悪性貧血、脾機能亢進、腸チフス、ウイルス感染症、骨髄線維症、粘液水腫、AIDS、無顆粒球症

白血球の種類

  • 好中球

下記に記載。

  • リンパ球

リンパ球は、末梢血の白血球に20~40%程度存在する。抗体(免疫グロブリン)などを使ってあらゆる異物に対して攻撃するが、特にウイルスなどの小さな異物や腫瘍細胞に対しては、顆粒球ではなくリンパ球が中心となって対応する。寿命は数日~数箇月である。

  • 単球

単球は、末梢血の白血球に3〜6%程度存在する。単球は、感染に対する免疫の開始に重要であり、アメーバ様運動を行って移動することができ、細菌などの異物を細胞内に取り込み、細胞内酵素を使って消化する。異物の呑食、体液性免疫細胞への抗原提示の他に、不要になった体細胞の処理、各種サイトカインの放出、骨髄において赤血球の育成などさまざまな役割に関連している。寿命は血液中では数十時間~数日、組織中では数日~数か月である。

  • 好酸球

好酸球は、末梢血内の白血球に2~5%存在する。主な役割は寄生虫・寄生虫卵の傷害またはアレルギー反応の制御を行なっている。また、ストレスや副腎皮質ホルモン分泌時に減少する場合がある。

  • 好塩基球

好塩基球は、末梢血内の白血球に1%以下程度存在している。血液の血管内凝固を防止する働きを持つ。

好中球について

概要

生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割をしている。好中球は炎症部に集合し、細菌・真菌等の異物の貪食・殺菌・分解を行い生体を防御する。白血球の内過半数以上が好中球として存在する。寿命は半日程度。

好中球の数について

  • 好中球の基準値は3200〜7900/µL(血算の上限下限より)。
  • 血管壁や脾臓・肝臓、骨髄にもストックされており、細菌に感染した場合等末梢血に移動する。
  • 食事や運動、ストレスなどのわずかな体の変化でも、数は変化しやすい。

血球が増減する原因

白血球と好中球に加えてリンパ球の増減についても記載。

(白血球と好中球・リンパ球の増減は関連があり重複する部分がありますがそれぞれ記載します)

白血球

増加

  • 疾患の影響

減少

  • 疾患の影響
  • 喫煙・アルコール摂取・運動不足
  • 肝硬変
  • 薬の影響(免疫抑制剤等)

好中球

増加

  • 感染症、炎症、急性出血、溶血、慢性骨髄性白血病、真性多血症、中毒、悪性腫瘍、尿毒、痛風。
  • 副腎皮質ステロイド投与
  • 運動、食事、ストレス、喫煙

減少

  • ウイルス感染、リケッチア感染、再生不良性貧血、悪性貧血、、急性白血病、骨髄線維症、脾腫。
  • 薬剤の使用。
  • ビタミンB12欠乏や葉酸欠乏。

リンパ球

増加

ウイルス感染。

リンパ腫による影響も考えられる。

減少

HIV。

薬による影響(ステロイド,抗癌剤)。

放射線治療による影響。

原因の特定

白血球についての問題は数値が低いこともあるが一番は定期的に白血球数はそれど減少しないのに好中球が極端に下がることだと考えている。

その原因について上記を踏まえて再度検討してみると

  • ウイルス感染
  • ステロイド薬の減量

の2つに関連しているような気がする。ウイルスに感染した場合好中球に対してリンパ球の割合が増加するらしい。好中球が減少したため体調が悪く熱が上がると思っていたがそもそもウイルス感染による体調不良だったのかもいれない。熱や咳が出てた時は一応抗生物質を服用したがあまり実感はないが効いていたということだと思う。また、好中球の数値が低下するタイミングはプレドニン(ステロイド系の免疫抑制剤)を減量した2週間後などのような気がする。

脾腫と肝臓による影響は脾臓の大きさがだんだん小さくなってきているので関係ないのではないかと思う。また、食生活や生活習慣についても数値が下がる前後で特段無理をしたり変化があったわけではないので関連が無いかと思う。プレドニン以外の薬については新しく始めたり増減がないためこちらも関連がないかと考えている。

対処法

白血球全体の数値を上げる

生活習慣を見直す

  • たばこを吸わない。
  • お酒を飲みすぎない。
  • 運動をする・体温を上げる。

運動をすることで筋力がつき、体温が上がる。体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まる。

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食事・栄養

別記事にて記載予定。

好中球が極端に下がらないようにする

生活習慣を見直す

  • 睡眠を十分にとる。
  • ストレスをため込まない。
  • 入浴する。
  • 深呼吸をして呼吸を整える。

睡眠時間を十分にとること・ストレスをためないこと・入浴・深呼吸することで神経のバランスを整えることで白血球中の好中球とリンパ球の割合を安定させることができる。

ウイルス感染予防をする

  • 手洗い
  • 咳エチケット
  • うがい
  • 湿度・換気
  • 予防接種
  • バランスの良い食事
  • 休養
  • 適切な抗生物質の使用
  • 禁煙
  • 口腔ケア

ウイルスは手を介して口、目、鼻などの粘膜から体内に入り、感染するため手洗い、うがいで予防することが重要。また他人に移さない・喉の保湿という面でもマスクをつけることは良いことだと思う。予防接種は骨髄移植を行っている方または血液の数値が低い方は主治医に確認する必要がある。口腔ケアをすることでインフルエンザの予防効果がある。

ステロイド薬の減量については白血病の再発防止・骨を丈夫にする・血糖値を正常にする等々メリットが大きいのでドンドン進めていく。

グラン等薬を使った白血球を上げる方法はあまり使用したくない。