献血と同様に骨髄バンクに登録し、骨髄を提供することは人の命を救います。
血液型4種類(大まかに)に対して、骨髄のHLA(白血球の型)の組み合わせは数万通りあると言われています。
そのため、血液型より一致する確率は極端に低くなります。
HLAが一致する確率は非血縁者間で数百~数万に一人と言われています。
あなたにしか救えない人がいます。
不特定多数に対してではなく、確実に一人の病状を劇的にいい方向に導けます。
まずは、骨髄バンクに登録してみませんか?
骨髄バンクについて登録方法や提供する流れ、痛いの痛くないのなど記載していきます。
目次
骨髄バンクについて
白血病などの血液疾患の治療として造血幹細胞移植(特に「骨髄移植」)が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人(非血縁者)から提供される骨髄液や末梢血幹細胞を患者にあっせんする仕組み、およびその業務を担う公的機関。
Wikipediaより引用
国内だけでなく海外からもドナーを探せるようです。
時間がかかることと人種によるGVHDなど問題が若干あるようですが、医師から紹介されました。利用はしませんでした。
骨髄バンクの登録者数など
現在、ドナーの登録者は46万人。新規の登録者数は減少傾向です。
HLAの適合者を探して移植を待っている方が3300人。
1年間に約1000回骨髄バンクがコーディネートした骨髄移植が実施されています。
私の場合・思うこと
私は家族内にHLAが一致する人がいなかったので骨髄バンクに登録し、ドナーを探しました。
HLAが一致した人は全国に9人見つかりました。
しかし、9名しか該当者がいないと骨髄バンクでコーディネートするのは難しいと医師から言われました。
案の定、9名の内1名素早く対応してくれた方がいたものの、途中でキャンセルになり、結局、骨髄バンクでの移植は叶いませんでした。
https://sugarloss.net/self-introduction/
GVHD(拒絶反応)を抑えるには、HLA完全一致の骨髄移植を行う必要があります。
兄弟間の1/4で完全一致しますが、兄弟の数が多くないとあまり期待できません。(因みに私は3人兄姉でした)
大半は骨髄バンクでドナーを探すことになると思います。
現在でも、人によっては適合者が1000人程いるそうですが、私のように適合者が少ない型もまだまだあると思います。
適合者が少なければ可能性はほぼ0です。
骨髄バンクでの移植を実現させるためには登録者数をもっと増やさなければならないと思います。
登録方法
保健所(献血ルーム)に行って登録します。もちろん無料です。
お近くの保健所のHPまたは電話問い合わせ、申し込みができる日を確認し、予約します。
(保健所のHPによってはドナー登録の記載が小さかったり隅っこにありますので注意)
当日は説明→同意確認・申し込み書記入→問診→採血という流れになると思います。
登録者できる方は18~54歳以下。男性45kg、女性40kg以上の方です。
特定の疾患を持っている方、過度の肥満の方、血圧が高すぎたり低すぎたりする方は登録をできない場合があります。
ドナーに選ばれた後の流れ
骨髄バンクから通達→日程や体調についてアンケート→採血→候補の中から選ばれる→家族を含めての最終説明→健康診断→骨髄提供
最終説明までにどのタイミングでもキャンセルできます。
候補に選ばれたからといって必ず骨髄を提供しなければならないということはありません。
タイミングによっては協力できない状況もありますので、その際は深く考えずに早く決断し、その意思を伝えましょう。
骨髄の提供方法 痛いの?
どちらも数日の入院をします。平均は4日とのことです。
- 骨髄採取
全身麻酔で行いますので痛みはありません。腸骨(腰の骨)から注射器で採取します。
- 末梢血幹細胞採取
腕などの太い血管から造血幹細胞を採取します。私の母が経験してますが痛くなかったとのことです。母は採取中、血を分離する機械と技師の行動を興味津々で見ていました。それほど余裕がありました。
因みにどちらも死亡例はありません。
万が一なにか具合が悪くなった場合の補償もあります。
骨髄移植した人と連絡できる
これは知りませんでした。
完全に連絡が取れないと思っていたのですが身元が特定されない範囲で移植後1年以内に2回まで手紙を出せるそうです。
ドナーにとって一番うれしい事は、レシピエント(移植を受けた人)から直接感謝のことばもらうことだと思います。
レシピエントは例外なくドナーに感謝します。
最後に
骨髄を提供することで命を救うことができます。
あなたにしか助けられない人がいるかもしれません。
まずは登録しましょう。
以下に骨髄バンクの普及活動をしている団体のリンクを張ります。
・日本骨髄バンク
骨髄バンクの流れや採取方法について事細かに記載しています。
・ドナーズネット
ドナーの経験談やレシピエントからの感謝の声が掲載されています。
・命のアサガオ
学校の授業で存在を知りました。当時は自分が白血病になるとも思わず関心も薄かったのですがとても記憶に残っています。24時間テレビなどでも紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
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