私は白血病の治療の過程で糖尿病になりました。詳しくはこちら→僕の病気の経過
そして、治りました(追記:骨髄移植後2年)
私の糖尿病がどうやって判明したか、どうのように症状が変化していったかについて紹介したいと思います。
目次
判明した時期
骨髄移植後8か月頃。
判明した理由
採血により血糖値が高いことが判明。主治医に予定が入り、他の先生が診察を行った。その先生は採血の項目に血糖値も入れていたため私の採血にも血糖値の項目が組み込まれ判明した。移植後4か月目くらいから血糖値を計っていなかった。
もし、プレドニンなどステロイド系の薬剤を大量に投与していて血糖値を計っていない方がいたら医師に相談しましょう!
原因
血液内科の主治医や代謝内科の先生からはプレドニン(免疫抑制剤)を内服しているため血糖値が高くなっているのではないかと説明を受けている。
判明した時の症状
- 異常な喉の渇き。口腔内の渇き。ドライマウス等のGVHDかと思われていた。
- 頻尿。泌尿器科で排尿記録等をつけたり検査を行った。多い日は排尿量5リットル程度。
- 食欲は旺盛だったがプレドニンの服用によるものか糖尿病の症状によるものかは不明。
- むくみはあったが糖尿病の症状によるものか不明。
- 体重が増えにくかったが糖尿病の症状によるものか不明。
- 軟便や下痢の症状があるにはあったが糖尿病の症状によるものか不明。
- 体がだるかったかもしれないが入院生活による筋肉低下か体調不良によるものか糖尿病によるものか不明。
対処
- 判明した時の食前の血糖値は530だった。
- 意識障害が起きる可能性があり判明した翌日から1か月程度の入院することになった。(入院したら食べたいものが食べれなくなると思い担当の看護師にこっそり許可をもらって入院前夜しゃぶしゃぶを食べに行きました 笑)
- 入院してインスリン開始。
- 食前・眠前は血糖測定。
- しばらくしてエクア(内服薬)開始。
- 入院中の食事はごはんの量等に制限があったが通常の量とほとんど変わりはなかった。(年齢・性別により異なると思います)
- インスリンを使用するようになってからすぐに喉の渇きがなくなり、水分補給も排尿量も落ち着いた。
- 自分で血糖値を計り、インスリンを打てるようになるまで看護師から指導を受けた。
- 栄養士から奥さんと食事についての指導を受けた。
血糖値とインスリン量について
判明したときは530だった(前述のとおり)。
一か月の入院期間が終った時
血糖値:100~200。
インスリン:ノボラビット朝昼晩8単位。トレシーバ8単位。
HbA1c:12。(入院当初)
プレドニン:30mg/日
現在(移植後1年半)
血糖値:100~200。
インスリン:ノボラビット朝7昼6晩5単位。トレシーバ9単位。
HbA1c:約6。
プレドニン:12.5mg/日
現在の状態
- ノボラピッド(食前朝7単位昼6単位夜5単位)+トレーシーバ(眠前9単位)。
- 基本的にカロリーも気にせず 好きなものを食べる。
- おやつも食べる。
- 月1程度で眼科で診療してもらっているが緑内障や白内障、眼圧の上昇はない。
- 傷が治りにくいなども特にないと思う。
- 足先のしびれがあるが糖尿病によるものかは不明。キネダックという薬を飲んでいるがあまり効果が無いと感じている。
低血糖について
夜にプレドニンを飲み忘れた翌朝は血糖値ががくっと下がっていた。
それ以外は低血糖の数値になったこともないし、倒れそうになったこともない。
プレドニンに加えてプログラフ(免疫抑制剤)も飲み始めたが量が少ないためかプログラフによる血糖値の上昇はないと思われる。
インスリン注射セット
インスリン注射セット。
病院から一式支給されたがとても便利。
収納力抜群。
血糖値の測定器(画像上)と血糖を計る際に血を出すために針をさす道具(画像下)。
血糖値の測定器はデータを何か月分も記録できる。
電池の持ちは一年ぐらいだと思う。
針をさす道具を使う場所は手の指先(爪の反対側)。
毎回同じ指ではなく各指ローテーションで刺していくのが望ましいとのこと。
針をさす道具は1~6まで針を刺す深さを設定して使用する。
1に設定すると一番浅く針が刺さるようになる。
私の場合は2に設定して使用している。
インスリン注射セットに収納しているもの。
インスリン2種類。食前に使用するノボラビットと眠前に使用するトレシーバ。
インスリンの針。
血糖を計る際に使用するセンサと針。
アルコール消毒。
低血糖になったとき用のブドウ糖。
インスリン注射の痛み
針が細いためかほぼ痛み無し。
太ももや二の腕に注射してもよいらしいが私はいつも腹部の肉の厚い場所に刺している。
(最初は外食する際トイレで注射していたが慣れてきて??テーブルの下でこそっとするようになった…)
基本的には痛くないが時たまちょっと痛い 笑。
なんのタイミングかわからないが時たま内出血になる場合がある。
(針の抜く時の角度が悪くひっかかっているのか??)
そのため腹部はあざだらけorz。
まとめ(追記)
移植後2年が経ち代謝内科の医師から糖尿病ではなくなったと診断を受けました。
関連する薬の量が減っていけば、薬剤性の糖尿病は治ります。
それまで前向きに治療しましょう!
薬の量と血糖については→【糖尿病完治】薬の量とHbA1cの関係をグラフで紹介
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