私は現在、骨粗鬆症と診断されています。
これは骨髄移植後に免疫抑制剤として飲み続けてきたプレドニンの長期・大量使用によるものだと言われています。
何かしらの疾患で私と同じようにプレドニンを服用する予定の方の参考になれば幸いです。
服用量と期間
私は3年前に骨髄移植を行いました。
GVHDを抑えるために、いくつか免疫抑制剤を使用しましたが、プレドニンが一番反応がよく使い続けてきました。
服用してきた量については骨髄移植直後は60mg/日でした。
そこから徐々に減っていき、現在は1.66mg/日です。
骨の弱さを痛感する
骨髄移植から1年経たない時に腰痛が出始めました。
検査をしてみると足の付け根にある腸骨(仙骨)にひびが入っていました。
強い衝撃を与えたわけではありませんでした。
ここから3か月程度の松葉づえ生活を送りました。
その松葉づえ生活中に今度は背中が痛くなりました。
寝返りを打つとき、背中に強い痛みが走ります。
背骨の頸椎や腰椎を圧迫骨折していました。
腰から胸までのコルセットを作成し、安静に過ごしました。
骨密度の数値と推移
1年後 | 3年後 | |
左大腿骨頸部 | 0.592 | 0.565 |
腰椎正面 | 0.640 | 0.773 |
骨髄移植を行ってから1年後と3年後に測定した骨密度のデータです。
腰椎正面は少し骨が強くなりましたが、大腿骨はむしろ低下しています。
同年代の男性と比べて左大腿骨頸部は67%,腰椎正面は74%の骨密度でした。
プレドニンを完全に止めるまで骨密度は上昇しないのではないかと思います。
また、明治牛乳のイベントで骨密度を測定した時は、95歳レベルという結果が出ました。
骨を強くする薬
以前はフォサマックを服用していましたが、現在はエディロール(ビタミンD)のみです。
服用してみて、フォサマックもエディロールも効果があるのかはわかりません。
骨が弱い現在の生活
未だに、骨密度は低いままですが、背骨の圧迫骨折や腸骨にひびが入ることはなくなりました。
以前より多少なりとも筋肉がついたことが起因していると思います。
しかし、右肩に負荷がかかった(伸ばしてしまった)時は、骨に亀裂が入りました。
大きい負荷がかかると、骨折してしまします。
安静に日常生活を送る分には支障はありません。
仕事も(力仕事はありませんが、)みんなと同じようにこなせています。
まとめ
プレドニンを長期に大量に服用すると副作用で骨密度が低下します。
プレドニンの服用量が減っても骨密度は上昇しないと思われます。
しかし、筋肉がついていくことで背骨の圧迫骨折等のリスクは低減すると考えられます。
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