【免疫が弱い方注意】敗血症の症状・治療

敗血症画像

骨髄移植をして約二年経ちました。

先日初めて敗血症というものにかかりました。

今までは存在すら知りませんでしたorz。

移植後何度も高熱が出たことがありますが同じ体温でもつらさが全然違いました

敗血症について概要と私の経過を記載していきます。

敗血症とは

概要

敗血症とは、感染に対する制御不能な生体反応に起因する、生命を脅かすような臓器障害のことで、世界で年間約2700万人。そのうち約800万人が死亡していると報告されている。感染が疑われSOFAが2点以上増加するものを指す。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る。元々の体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。

Wikipediaより引用

敗血症は感染症が血液中に広がることで重篤な状態になります。

肺炎だけではなくこの敗血症も白血病の死亡原因の多くを占めるそうです。

罹りやすい状況

  • 糖尿病や血液疾患などを患っている状態
  • 治療などにより白血球が低下している状態
  • 免疫抑制剤などで感染症にかかりやすい状態

敗血症の症状

悪寒、全身の炎症を反映して著しい発熱、倦怠感、鈍痛、認識力の低下を示す。末梢血管の拡張の結果、末梢組織に十分な栄養と酸素が届かず、臓器障害や臓器灌流異常、血圧低下が出現する。進行すれば錯乱などの意識障害を来たす。敗血症性ショック症状を起こすと患者の25%は死亡する。

Wikipediaより引用

私の場合

簡単な経過

37.5度の発熱→熱が下がる→(結膜炎)→高熱→入院→抗生物質による治療→退院

発病から治療・完治までの詳細

敗血症になった時は会社に復帰し始めたころでした。

体に負担がかからないように十分注意していたつもりでしたが、知らずないところで疲れがたまり免疫が下がっていたと思います。

最初に冬場の乾燥から喉を傷め、若干熱がでました。37.5度ぐらいだったと思います。この程度の熱なら安静にすれば良くなるだろうと思い自宅で安静にしていました。案の定、翌日には熱が下がりました。それでも無理はよくないと思い、仕事を半日で切り上げました。

熱は下がって体調も割とよかったのですが目ヤニが多くでていました。帰りに眼科に寄ると結膜炎でした。

家に帰り風呂に入って、特に疲れてもいませんでしたが用心して寝ることにしました。

二時間ほど寝て夕方になり、目が覚めると強い寒気がありました。熱が出る前にはよくあることなのであまり気にしていませんでした。ですが、この時は寒気が止まりませんでした。2~3時間ぐらい寒気で震えていたと思います。そこから熱が40度まで上がりました。移植後も40度近く熱が出たことも何度かあったのですが全体の怠さと頭の痛さがいつもの倍以上あるように感じました。

アセトアミノフェンを飲んでも熱はほぼ下がりませんでした。病院に電話したのですがインフルエンザの時間外で先生がいないとか熱が上がって時間がたっていないからインフルでも検査で反応がでないとかで結局朝まで様子を見ることになりました。

高熱と頭痛?!であまり寝ることもできず朝まで辛い思いをしました。

次の日、病院へ行って検査をするとインフル陰性、敗血症と伝えられました。

CRPが高いため(20)入院することになりました。

抗生剤を打つと熱は37度に下がりました。

しかし、熱は下がっても頭の痛みと強い倦怠感は消えませんでした。

入院した翌日のCRPは40でした。

熱は落ち着いているものの頭痛と強い倦怠感は依然ありました。

加えて、気持ち悪さも追加され口から入れた食べ物、飲み物はすべて吐いてしまう状況でした。

常時飲んでいる経口薬を飲む際は少量の水で飲み、一時間半ははかないようにしました。笑

そんな状態が2日ほど続き症状は良くなっていきました。

因みに原因については初回の抗生物質の投以降熱が上がらなかったので特定できませんでした。肺のレントゲンの影や膀胱の痛み、腹部の痛みもありませんでした。

入院してから8日間で退院することができました。

再度同じような症状に

退院から10日程経ってまた

軽い発熱→結膜炎→高熱

というような状態になりました。このときのCRPは12程度。いつもの病院とは違う場所だったためか入院とはならず、経口の抗生物質を処方されました。この時の検査でも原因ははっきりせず肺のレントゲンも尿検査も正常でした。その後、一週間程度体調不良が続きました。ただし、入院した時のように嘔吐することはありませんでした。

高熱が出たときは

高熱が出たときは注意しましょう。

出来たら時間外でも交渉して早い段階で病院へ行って治療してもらいましょう。

この病気は治療開始までの時間が非常に重要のようです。

敗血症の対策

敗血症になった時には抗生物質を投与することで直ぐに熱が下がりました。

そのため、医師に相談し、クラビットを処方してもらい同じような症状が出たときに服用できる状態にしています。

 

ABOUTこの記事をかいた人

シガ

31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★

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31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★