抗がん剤・放射線治療を行うと肌の状態が変化します。
私は白血病になり、骨髄移植を行う過程で大量の抗がん剤投与と致死量の放射線全身照射を行いました。詳細プロフィールはこちら
治療後はやはり肌の状態がかわりました。
医師から日焼けや乾燥についての指導を受けていましたが、面倒で日焼けどめを塗らなかったり、保湿をしなかったことがあります。
その結果、シミができたり、象のような皮膚になりかけました。
治療後の肌の状況も含めて紹介します。
スキンケアの参考にしてください。
目次
治療後の肌と日焼けについて
治療後は肌が日焼けしやすくなる
治療後、肌はものすごく日焼けしやすくなりました。夏場1~2時間直射日光を浴びると炎症を起こして真っ赤になります。治療前の感覚で全く問題ないと感じるものでも治療後の敏感な肌では大ダメージになります。
8月上旬、夜通しで釣りをしました。曇っていたこととめんどくさかったことから日焼け止めクリームを塗りませんでした。長袖、長ズボンと帽子があるのでまあいいかと思っていました。午前10時ごろ雲空からカンカン照りになり、そこから2時間弱釣りをしました。
帰宅し、日焼けの状態を確認するとびっくりするくらい真っ赤になっていました。奥さんに怒られながらすぐに痛みをこらえシャワーを浴び、大量の化粧水でパックしてもらいました。どこが一番日焼けしていたかというと手の甲でした。
それから3~4日真っ赤な状態が続きました。その後、赤みはひいたもののその部分には大量のシミができてしまいました。
因みに画像の中に1つだけほくろがあります。それ以外は全部シミです。ちょっと前までは綺麗だったのに…悲。
日焼けした部分は皮膚が弱くなる
治療後、肌が日焼けするとちょっとした衝撃で裂けるようになりました。赤くならずとも軽く日焼けしただけで肌が急激に弱くなります。
以前、日焼けした状態で点滴をしたことがあります。針をとめる透明なシートをはがすとき一緒に皮膚がはがれてしまいました。薄皮が張るまで1週間以上かかり結構痛かった思い出があります。
写真では真っ黒に見えますがこの時は、炎症を起こすほど派手に日焼けしていません。小さな日焼けが積み重なって黒くなりました。軽そうに感じる日焼けでも皮膚が弱くなってしまっていることがあります。
日焼けと色素沈着
上記の写真の一年後です。
右手も同じように日焼けしていましたが、なぜか左手だけ黒く色素沈着してしまいました。皮がはげた部分もくっきりわかります。
日焼け予防
日焼けを防ぐためにどうするか。
私は日焼け止めクリームをキチンと塗るだけで大丈夫だと思います。日焼け止めのSPFの値が高いものを選んで使っています。
日焼けしてしまった場合
真っ赤に腫れているようなら皮膚科へ行きましょう。病院へ行くほどではないとういう場合はコットンなどに化粧水をたっぷりかけて保湿しましょう。
骨髄移植をした方は、日焼けから皮膚のGVHDが悪化してします場合があるので特に注意しましょう。
治療後の肌と乾燥
治療前と比べて肌が乾燥しやすくなりました。看護師の話では乾燥状態を放置すると象のような皮膚になるそうです。小まめにクリームを塗って保湿をしましょう。私の場合、おしりの下の方がかっさかさになっていました。象の皮膚一歩手前のところで妻が発見してくれました。自分ではわからない場所が乾燥している場合もあるので家族に確認してもらうと良いでしょう。
肌の保湿
私の場合は、保湿クリームをぬるだけです。最近は割と肌の状態が良いため、顔は2日に1回、全身は1週間に1回程度です。本当はもっと小まめに塗った方がいいのですが…面倒くさくて笑。
因みに私はキュレルのローションを使っています。塗ったあとあまりベトベトしないので気にいっています。肌の状態も悪くなっていないのでこれでいいかと思って使っています。
病院の看護師からは3種類の保湿クリームを紹介されました。その中で一番安いのがキュレルでした。男の私からしたらキュレルでもそこそこ上等なものだと感じるのですが…世の中高級なクリームがたくさんあるんですね。
あと、最近、たまに唇用に使っていたワセリンを顔全体に塗るという大技を使うようになりました。笑
物凄くベタつきますが、保湿性を考えると以外と良いのではないかと思います。
まとめ
肌にシミができる・象のようになるなど状態が悪くなってからでは、元通りになるまで大変苦労します。
面倒くさいと思っても小まめにケアをして肌の状態をコントロールしましょう。
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