病院でのタバコ問題、解決!

タバコを吸う女画像

私はヘビースモーカーでした。

一日に一箱半程吸っていました。

風邪をひいて喉が痛くても我慢できずに吸い、健康診断で骨髄増殖性疾患と診断された後もタバコを吸い続けました。

そんな私が白血病になり、入院するにあたってタバコが吸えなくなる問題をどう解決したかというと…禁煙です。

https://sugarloss.net/self-introduction/

喫煙者の方はこれを見たことをきっかけに禁煙を始めましょう。

タバコ大好きな私がどのように禁煙したかを記載していきます。

参考にしてください。

たばこの悪影響

まずは喫煙のデメリットを記載します。

がんになりやすい

喫煙者は禁煙者に比べて男性で2倍、女性で1.6倍がんになりやすいようです。男性の場合、肺がん、咽頭がん、尿路がんで5倍前後がんになるリスクがあがります。女性の場合は肺がんで4倍、子宮頸がん、口唇・口腔・咽頭がんで2倍以上リスクが上昇します。特に肺がんでは喫煙による影響が強く、男性患者の70%において喫煙が原因であると考えられているようです。

白血病については直接的には影響がないように思えますが、骨髄性において喫煙者は1.5倍程度発病リスクが上がるといったデータもあります。また、成人の骨髄性白血病において男性の割合が多い事と男性の喫煙率が高いことに関連があるようです。

がんを再発しやすい

山形大学が行った調査によると喫煙者は禁煙者に比べてがんの再発リスクが2.5倍に上がるようです。(サンプル数は禁煙者104名、喫煙者12名)

肺炎・気管支炎になりやすい

喫煙することで免疫力がさがります。そして喉を痛めやすく風邪をひきやすくなります。そのため、気管支炎や肺炎に罹るリスクが上がります。

特に白血病などの病気では肺炎・気管支炎が重症化しやすいため十分注意する必要があります。

受動喫煙

家族や周囲に喫煙者がいると受動喫煙により影響を受けます。煙だけではなく喫煙者の息にも有害物質が含まれてるとのことです。受動喫煙によりがんのリスクがあがります。また、アレルギーや喘息になるリスクが上がります。特に小児が影響を受けやすいようです。

喫煙に関連する病気

歯周病、心筋梗塞、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、脳卒中などの発症リスクが高まります。

私の禁煙

私は愛煙家でした(上述の通り)。急性転化で血液の数値が悪くなってからもタバコを吸っていましたが、入院が決まってからは禁煙する薬を飲んで、入院してからはタバコを吸いませんでした。それから飲み会があっても野外フェスにいっても1本もタバコは吸っていません。私は意志が弱いです。2時間ほどタバコが吸えない状況におちいるとそわそわしてきたり…orz。そんな私でも禁煙できました。

禁煙の薬

チャンピっクス画像

@nikkei BPnet

私は呼吸器内科へ行ってチャンピックスという薬を処方してもらい禁煙を始めました。

薬の飲み始め7日目まではタバコを吸ってもよいことになっています。薬を飲んでいるとタバコを吸いたい気持ちが弱まったと思います。私はそれでも本数は減ったものの7日目ぎりぎりまでタバコを吸いました笑。8日目から薬の量が増え、完全禁煙となります。8日目や9日目は終日ガムを噛んでいたと思います笑。ですがそれから入院したこともあり、喫煙の欲求が減っていきました。服用期間は12週で5回程度通院し、20000円弱程料金がかかる予定だったと思います。因みにこの薬にはニコチンが入っていないそうです。

個人的にこの薬はおすすめです。薬を飲み始めることで禁煙のスケジュールが決まります。薬の効果よりもそっちの方が重要な気がします。8日目からは禁煙しなくてはいけないというのがいいです。飲み始める時はまだタバコは吸えるわけですから覚悟を決めなくても良いわけで禁煙のハードルが低くなります笑。とりあえず喫煙者の方は病院で薬を処方してもらって飲み始めてから禁煙について考えましょう。いつのまにかタバコをやめれていると思います。もしかしたら嫌煙家になってたりして…笑。

最終的には

薬は有効な禁煙の手段ですが、一番は気持ちです笑。

最終的には医師に禁煙薬と抗がん剤の飲み合わせについて尋ねた際に「白血病なんだからタバコ吸ってる場合じゃないでしょ」といわれ、禁煙薬を使わずに禁煙することができました。

入院していてタバコが吸いづらい環境だったことも良かったと思います。なので禁煙したことを周りに言ってタバコを吸えない環境を作るのも禁煙に効果的だと思います。

禁煙が続いている訳

喫煙から風邪をこじらし、気管支炎・肺炎になる事は簡単にイメージできます。

骨髄移植前に肺炎になったことがあります。体の酸素が下がり、自力では体が起こせなくなりました。支えられながら体を起こすと400mを全力疾走したぐらい息があがっていました。この時、死ぬと思った恐怖の記憶が体に染みついて禁煙が続いているのかもしれません。

もしくは、外来で看護師が何度も何度も喫煙の危険性を教えてくれるからかもしれません笑。

禁煙することのメリットを改めて記載します。

  • タバコを吸いたくていらいらしなくなった
  • タバコ代がかからなくなった
  • タバコを吸うために寒い思いをして窓を開けたり外に出なくて良くなった
  • 朝、口の中がべたつかなくなった
  • 痰がでなくなった
  • 服がタバコ臭くなくなった
  • タバコが減った分ポケットにスペースができた

どうしてもタバコをやめられない場合

病院のナースからどうしてもタバコが吸いたくなったらこれを↓を吸いなさいと言われました。

ビタミンC、コエンザイムQ10などを取る事ができるそうです。

味もミント、ミックスベリーブラックティー、シトラスがあります。

まとめ

この記事を見たことをきっかけに病気を患っている人だけではなく、健康な人も禁煙してみてはいかがでしょうか?

心に余裕ができますよ

 

参考1:JALSG:わかりやすい白血病の話:2.白血病の原因

参考2:国立がん研究センター:がんゲノムビッグデータから喫煙による遺伝子異常を同定

ABOUTこの記事をかいた人

シガ

31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★

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31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★