【白血病】血液データの読み方

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血液疾患になると定期的に採血をして血液データ(血算)を調べます。

最初は見慣れていないため、なにを書いているのかわかりませんでしたが自分にとって気にした方がいい項目や割と関係なさそうな項目でもなにに影響を及ぼすかなどわかるようになります。

血液データの検査項目は毎回同じではなく状況によって異なりますが、代表的なものについて説明していきたいと思います。各項目や上限値・下限値などの値は私の通院している病院のデータを基にしています。

注:血液データを基に病状について判断をするのは高度な知識を持った医師です。気になることがあれば深く悩まず医師に相談して下さい。

白血球・赤血球・血小板

検査項目 略称 下限値 上限値 単位名称
白血球数 WBC 4.8 8.0 ×1000
赤血球数 RBC 4.1 5.3 ×百万
血色素量 Hb 14 18 g/dl
ヘマクトリット Ht 40 48 %
平均赤血球容積 MCV 84 99 μ㎥
平均赤血球血色素量 MCH 30 38 pg
平均赤血球血色素濃度 MCHC 32 36 g/dl
Rサイズ分布 RDW 11.5 14.5 %
血小板数 PLT 120 350 ×1000
平均血小板体積 MPV 7.4 10.4 μ㎥
網状赤血球数 RNA 2 20 %
  • 白血球数

感染防御や免疫を担当する細胞(白血球)の数を表す。

  • 赤血球数、血色素量、ヘマクトリット

赤血球に関連する値。貧血かどうかを知る上での重要な役割をする。ヘモグロビン(血色素量)は赤血球の中にある蛋白で、酸素の運搬を行う。ヘマトクリットは赤血球が血液に占める体積の割合を表し、血の種類や多血症、脱水の有無を特定するのに役立つ。ヘマトクリット値が高い時は血がドロドロしている状態で脳梗塞などの血栓を起こしやすい。ヘマトクリット値が低い場合は貧血の可能性が高い。

  • 平均赤血球容積、平均赤血球血色素量、平均赤血球血色素濃度

赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値をもとに算出した値。赤血球の大きさや血色素量の濃度などを示す指標となる。貧血の原因を特定する際に役立つ。

  • Rサイズ分布

赤血球の大きさのばらつきを表す値。貧血の鑑別や治療後の経過観察などに役立つ。

  • 血小板数、平均血小板体積

血液中の出血したときに血を固め、止める働きを持つ細胞(血小板)の数とその大きさを表す。血小板の大きさは疾患を特定する際に役立つ。

  • 網状赤血球数

成熟した赤血球の一段階前の未熟なものの割合。数値が高い場合は、骨髄で赤血球がさかんに作られている状態。

 

私はこの項目の中で特に、白血球数血小板数と赤血球についてはヘモグロビン(血色素量)の数値について医師から説明を受けています。

白血球5分類(血液像)

検査項目 日本名 下限値 上限値 単位
Neutrophil 好中球 32 79 % or ×1000
Lymphocyte リンパ球 18 59 % or ×1000
Monocyte 単球 0 8 % or ×1000
Basophil 好塩基球 0 2 % or ×1000
Eosinophil 好酸球 0 6 % or ×1000
  • 好中球(Neutr)

病原菌や異物を分解する働きを持つ。感染症、炎症、慢性骨髄性白血病、ステロイド剤の使用で増加。ウイルス感染、急性白血病、脾腫、抗がん剤の使用などで減少を示す。

  • リンパ球(Lymph)

ウイルスなどの小さな異物やがん細胞を攻撃する。また、それらの病原菌を記憶する。リンパ球の増加は主にウイルス感染である。リンパ腫により割合が増加している場合もある。リンパ球の値が低い場合は感染症のリスクが高い状態である。また、HIVでも値が低くなる。

  • 単球(Mono)

病原菌や異物などを貪食。マクロファージに分化する。抗がん剤治療後の好中球の回復時期を予想する際に役立つ。結核や単球性白血病では値が増加する。

  • 好塩基球(Baso)

アレルギーや血管拡張などに関与。甲状腺機能低下症、慢性骨髄白血病などで増加。

  • 好酸球(Eosin)

寄生虫の殺菌あるいはアレルギー反応の制御の働きを持つ。アレルギー性疾患(気管支喘息、花粉症)・慢性骨髄性白血病で増加。

私はこの項目の中で特に、好中球リンパ球、単球性白血病のため単球の数値にも注意しています。

【白血病 血液データ】白血球の推移・グラフ

分化過程の細胞等

検査項目 日本名 下限値 上限値 単位
Atypical lymphocyte 異型リンパ球 0 2 %
Meta 後骨髄球 0 1 %
Myelo 骨髄球 0 0 %
Pro 前骨髄球 0 0 %
Blast 芽球 0 0 %
  • 異型リンパ球

ウイルス感染などでリンパ球が変形したもの。ウイルス感染症、自己免疫疾患の場合末梢血に現れる。多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫でも出現する可能性がある。

  • 後骨髄球(Meta)、骨髄球(Myelo)、前骨髄球(Pro)

好中球に分化する途中の幼若な細胞。

  • 芽球(Blast)

前骨髄球よりも幼若な細胞。

末梢血で幼若な血液細胞が観察される時、または骨髄内で芽球の割合が高くなるときは白血病の可能性が高い。

  • 分葉核好中球(Segment)、桿状核好中球(Stab)

この2つを総称して好中球と呼ぶ。末梢血において好中球の大多数は分葉核好中球だが、炎症時などは桿状核好中球が増加する場合がある。桿状核好中球の方が幼若い。

私の場合はBlastのみ気にしています。採血の度、この数値が0であることを確認してからホッとしてます。

ABOUTこの記事をかいた人

シガ

31歳サラリーマンです。 2年間闘病し、現在復職。 慢性骨髄単球性白血病を発病し、2014年骨髄移植(ハプロ)をしました。 闘病中に自分が知りたかった情報を記載いきます。 気軽にコメントくださいm(._.)m ★詳細プロフはこちら★

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