抗がん剤、放射線治療などの強い治療を行うと髪の毛が抜けます。
私は抗がん剤治療で髪の毛が抜けました。
その後骨髄移植を経て、一年半が経過しました。
髪の毛は生えて伸びましたが、毛質が変化しました。
脱毛から発毛そして現在の状態や脱毛対策など記載していきます。
目次
脱毛~現在
私の髪質は直毛で剛毛でしたが、治療後くせ毛で毛が細くなりました。
髪の毛が抜けて2年程経過した現在の状況は
- くせ毛。汗などで髪が少し濡れるとクルクルとカールが強まる。
- 毛が細い。毛が生え始めた頃よりは太くなったが以前と比べるとまだ細い。毛が細いため量は元に戻った気がするが密度は多少薄くなったように感じる。
- 髪の毛の伸びるスピードが遅い。健康な時の半分ぐらいしか伸びていない気がする。
ハイドレアやビザーダ等体に負担の少ない抗がん剤では脱毛は起こりませんでしたが、ダウノマイシン・キロサイドを用いた治療では投薬開始から2週間ほどで髪が抜け始めつるつるになりました。
骨髄移植直後に抗がん剤を使ってから2か月半程で新しい産毛が生え始めたと思います。
産毛状態は3~4か月程度続きました。この時は毛が極細のため多少伸びても見た目はスキンヘッドでした。
半年程度経つと坊主にしても頭皮が隠れるぐらいの毛の太さになりました。
それからは少しずつ髪が太くなっていきました。
治療による脱毛の原因
抗がん剤は細胞分裂が盛んながん細胞に対して攻撃を行います。
毛根細胞も細胞分裂が盛んなため抗がん剤から攻撃を受けてしまいます。
また、放射線治療では放射線照射により、毛球細胞がダメージを受けて脱毛が起こります。
どちらの場合も治療から二週間で脱毛が始まり、治療終了後3~6か月で生え始めます。
髪質変化のパターン
私を含め入院仲間や知り合いで脱毛した方を見ているとくせ毛でやわらかい髪質になったという方が多いです。
ですが、くせ毛から直毛になった女性の話も聞きました。
くせ毛から直毛になった方は1名しか知りませんがどちらの場合もありえるようです。
抜け毛対策
坊主にする
男性の方は割り切って抜ける前に坊主にするのがおすすめです。入院仲間でも男性は抜ける前に坊主にする方が多かったと思います。
帽子をかぶる
帽子をかぶると抜け毛が布団につきにくくなります。また、髪の毛が抜ける時は部分ごとに抜けるケースが多いと思うので見た目を気にする意味でも用意しておく方が良いかと思います。私は妻がTシャツをリメイクして作ってくれた帽子をかぶっていました。
↓丁寧に帽子の作り方をわかりやすく説明してくれているサイトです↓
コロコロを用意する
枕や布団に付着した抜け毛はなかなか取れづらいです。そのため、あらかじめ100円均一などで小さいコロコロを用意しておきましょう。
肌に優しいシャンプーを使う
シャンプーを選んでも抜け毛は減らないと思いますが抗がん剤治療中は肌が敏感になるので肌にやさしいシャンプーを使用した方がよいかと思います。また、シャンプー時は肌を傷つけないようにやさしく洗う様に注意しましょう。
帽子はかぶらない方がよい??
先日ひさしぶりに理容院に行きました。
その時、あれこれ髪について相談しました。
理容師さんいわく帽子をかぶると毛根に癖がついてボリュームがでにくくなるそうです。癖がつくとシャンプーをしてもリセットされず変な分け目がついたり髪が立ちにくくなるとのことです。髪の毛が伸びてきても闘病中からの流れで帽子をかぶり続けている方は多いのではないでしょうか。私はそうでした。笑
ボリュームを出す方法については髪の毛をお湯で濡らし、そのあとドライヤーで立ち上げながら乾かします。整髪料についてジェルはボリュームを抑える、ワックスはふんわりボリュームを出すために使用するとのことでした。ワックスでふんわりさせたあとにハードスプレーを使うことを勧められました。
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